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デザイン史における不動の主役であるシャルロット・ペリアンは、
当時の伝統的なデザインコードとは明らかに対照的な、
極めて革新的な生活芸術を確立しました。
カッシーナは、シャルロット・ペリアンコレクション20周年という大きな節目を記念して、
多才なデザイナーである彼女の作品に敬意を表し、
これまで量産されたことのないモデルを含むコレクションを発表します。
1943年、シャルロット・ペリアン氏はインドシナ滞在中、妊娠後期の療養生活を支えるため、アーム付きシェーズロングをデザインしました。戦時下で素材が限られる中、当初は籐で制作されましたが、今日カッシーナはペルネット・ペリアン=バルサックとの密接なコラボレーションにより、塗装されたチューブ状の金属で構造を作り上げました。
1938年、シャルロット・ペリアン氏が自身のアトリエのために制作した「ターブル・モンパルナス」は、自由な形を取り入れた革新的なデザイン。限られた空間でも快適に使える非対称の天板が特徴です。わずか7台のみ製造され、オリジナルはポンピドゥー・センターに所蔵されています。カッシーナはこの独特の質感と輪郭を讃え、マット仕上げのアメリカンウォールナット材とブラック染色アッシュ材で復刻しました。
1940年代にシャルロット・ペリアンが日本で描いたスケッチをもとに、カッシーナが復刻したフラワーベース。鋳鉄製の型に吹きガラスを入れ、職人の手作業で仕上げることで、独特の凹凸が生まれます。丸みを帯びた厚みのある縁が、洗練された触感を引き立てるシンプルで美しいデザインです。
幅広い構成が可能なこのモジュール式ソファ8(OTTO)が新しくなりました。かつてフェザーだった座面、背クッション、アームクッションにポリエステルが採用され、柔らかく沈み込む感覚と極上の快適性はそのままに、オットマンが新たに追加。多様なライフスタイルに合わせた、柔軟なレイアウトに対応できる仕様へと進化しています。
2021年発表の「デュデット」アームチェアに、新たに2人掛けソファとラウンジチェアが登場。柔らかなフォルムと快適な座り心地はそのままに、ダイニングやホスピタリティ空間を彩ります。ラウンジチェアはふっくらとしたクッションと異なる密度のパッディングで、くつろぎの時間に最適。さらに、金属構造とフォームを分離可能な設計により、張地の取り外しも簡単。環境に配慮した、洗練されたデザインです。
ピエロ・リッソーニが8(OTTO)ソファのアクセサリーとしてデザインした、テーブルコレクション9(NOVE)に新たにオーバルタイプが加わりました。異なる高さや素材を合わせることにより使い手の個性が表れ、空間にリズムが生まれます。
パトリシア・ウルキオラが手掛けた「リガディーノ」ラグは、カッシーナ・ディテール・コレクションに優雅さをプラス。ヴェネチアの伝統工芸に着想を得たデザインで、ムラーノガラスのストライプ模様をテキスタイルで表現しています。黒いラインが特徴的な“リガディン”装飾を取り入れ、不規則な縁取りが動きとリズムを生み出す、洗練されたグラフィカルな一枚です。
POPキュイジーヌの創始者、ダヴィデ・オルダーニが手掛けたセラミック製コンテナは、自然や日常の味わいを表現。カボチャ、タマネギ、アスパラガス、雄鶏をモチーフにし、チョークホワイト、グレー、コバルトブルーの3色展開。クロッシュ型の蓋付きで四季を象徴し、季節ごとの使い方を提案します。機能性と装飾性を兼ね備え、キッチンや食卓、リビングを彩るデザインです。
マイケル・アナスタシアデスが手掛けたGIBBOUS(ギブス)ミラーは、彼の特徴であるエレガントで詩的なミニマリズムを体現しています。職人技と革新性が見事に融合し、シンプルながらも強い存在感を放つデザインです。
チャールズ&レイ・イームズが手掛け、異なるサイズの真鍮管を組み合わせた独創的なデザインです。カッシーナはイームズ・オフィスと協力し、現代技術を取り入れて初の量産化を実現。中心の球体から放射状に広がる36本のステムが星のように輝きます。マットブラックとアルミニウム・ポリッシュの2種類が揃う、時代を超えた名作です。